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Shall We Para Dance in Italy?

サン・フレア アカデミー スタッフ・萬木令奈です。この度、イタリアのジェノバで3日間にわたり開催された「Genoa 2023 Para Dance Sport World Championships」に参加しました。日本ではまだまだマイナーなパラダンスについて、歴史や日本の現状などについてご紹介します。

山と海に囲まれたジェノバ

パラダンスの歴史

パラダンスはイギリスで、第一次大戦や第二次大戦で傷ついた人々を中心に、車椅子同士でペアになって踊るデュオスタイルから始まったと言われています。

パラダンスが活発な国は、韓国、フィリピン、メキシコ、カザフスタン、イスラエルなどです。代表選手は、韓国のCHOI JONGCHUL選手/ CHOI MOONJUNG選手やイスラエルのTOMER MARGALIT選手が有名です。ともに表彰台の常連です。(ぜひ、検索してみてください)

中でも韓国は、国を挙げてパラダンスに力を入れており、競技人数や講師も大勢いたり環境が整っており国内でもメディア出演など活発に活動されているようです。

日本におけるパラダンス・パラスポーツの現状

日本では、車椅子テニスや車椅子バスケットボールなどに比べ、パラダンスはパラスポーツの中ではまだまだマイナーで、ここ数年で少しずつ認知され始めているのが現状です。

また、パラスポーツは健常者のスポーツと比べ、盛り上がりに欠けていると個人的には感じているので新しい競技としてパラダンスの存在感を示し、2028年に開催されるロサンゼルスパラリンピックでは正式種目に選ばれることを目標に引き続き、精進してまいります。

競技用の車いすの特徴

競技用の車椅子にはブレーキがありません。
また、一般用は持ち運びができるよう折りたたみ式ですが、競技用はフレームが固定されています。折りたたみ式に比べ、タイヤと地面の接地面が安定し、力を伝えやすくなります。競技用はオーダーメードで作るため、一般用の車椅子と比べ価格は高額になります。
アルミやカーボンなど材質によっても重量が全く異なるため、車椅子の操作性やパフォーマンスに違いが出ます。

11月のジェノバ大会への抱負

イタリアのジェノバ大会では、代々木の東京大会と同様、デュオのスタンダード部門(5種目)と今回、初挑戦するシングル女子(5種目)に出場します。
限られた極僅かなタイトな練習期間でのシングル女子初出場ですので、周りにも止められましたが、攻めのスタイルが私のスタイルですので、恥をかく覚悟で失敗を恐れずに果敢に挑戦していきたいと思います。
引き続き、熱い応援どうぞよろしくお願いいたします。

<大会を終えて>
今回、一番大きな国際大会のジェノバ大会に初めて参加することができ夢のような時間でした。
ドバイ国際空港とミラノ国際空港を乗り継いで片道18時間のロングフライトでかなり過酷でしたが世界の一流選手たちと同じ舞台で演技できたことは、他の何事にも代えがたい素晴らしい経験でした。
演技種目は、デュオスタンダードと今回、極限られた短い練習期間のなかで初挑戦した女子シングルに出場しました。
演技中、背番号が外れてしまったり、デュオのリーダーの燕尾の衣装の長さが規定外だったりとハプニングの連続で良い成績を残すことはできませんでしたが、「二人ともせっかく踊れるのに振り付けが古いから点数に繋がらないのでは? 振り付けを見直す必要がある」「(シングルでは)まだまだ伸びしろが沢山ある」と、関西チームの先生よりお言葉をいただき新たに課題も見つかり、まだまだ改善の余地があると確認できました。
今後予定されているUSA大会、台湾大会、日本大会出場を目指して日々、練習に励みたいと思います。フィリピン、韓国、ウクライナ強いです!!

イタリアン レストラン「Zeffirino」ご紹介↓↓↓


イタリアン アイス↓↓↓

サン・フレアアカデミー

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