サン・フレアアカデミー

「TQE」合格者インタビュー

第105回 金融・経済と法務・契約書(和文英訳)

石野さん

1.自己紹介をお願いします

第105回TQE「金融・経済」と「法務・契約書」の和文英訳に合格しました石野裕通と申します。今春思うところあって退職するまで36年間海外プラントビジネスに従事してきました。

2.受検した言語の学習歴を教えてください

中学の授業に始まり大学受験の勉強という通常コースです。就職してからは業務上の必要に応じてビジネス英語の知識が増えていきました。若いころに赴任した中東の現場でEducated in Englishであるバングラデシュ人やマレーシア人、シンガポール人、フィリピン人から英語の話し方を教わったのはいい思い出です。仕事では英米のネイティブとのやり取りもあるわけですが、それ以外の国の人たちとのコミュニケーションの方が機会も多く、また印象に残っています。

3.翻訳の学習歴を教えてください

きっかけは特にないのですが、数年前に英語を学びなおしたいと思いたち、どうせなら退職後に仕事にできるかもしれない翻訳にチャレンジしながら勉強しようと考えました。そこで他社の有料模擬トライアルに応募したりしていたところ、昨年の夏ごろでしょうかTQEというものを知り、受検、あっさり玉砕。これはちゃんと勉強しないとダメだと思い、サン・フレア アカデミーの通信講座で金融・経済、法務・契約書の上級講座を受講開始、先日修了しました。その間にサン・フレア アカデミーの短期英訳講座も受講しました。

4.何がきっかけで翻訳者を目指そうと思いましたか

「どうせなら」で始めた勉強ですが、TQEに合格できましたので、経験が生かせる分野での翻訳者を目指そうと思います。

5.TQEを受検したきっかけは何ですか

自分の能力を測ってみたかったというのが動機です。勉強するにも何か目標があるほうがいいので、ネットで検定試験を検索して見つけたと記憶しています。最初は英日で受けたのですが、その後日英も受けてみて、点数はさておき日英の方が合格に近いように感じたので、今回は日英のみに絞って受検しました。

6.TQE合格のために苦労した点、悩んだ点はどういったことでしょうか

翻訳というものをしたことが全くなかったので、翻訳文作成の原則や手法をわかっておらず、いわゆる直訳、不自然訳になる傾向がありました。加えるなら、例えば原文で特定の言い方をしている場合や、別の箇所とは違う表現が使われている場合に、これまでの仕事の経験から、こういう意味になる、ここは別の箇所とは異なる意味を表していると判断し、そのベースで訳出した結果、原文の理解が違うといった指摘を受けることがありました。

7.苦労した点、悩んだ点はどのように解決されましたか

ネットで見つけた「翻訳の泉」を読んで、翻訳とは単なる直訳ではなく翻訳先の言語で使う、より自然な等価表現にすることと理解し、実践するよう心掛けています。原文の意味/意図に解釈の余地があるかもしれない場合や原文が不適切ではないかと思われる場合には、なぜこう訳したかについて申し送りをつけるようにしました。

8.合格した分野を受検するために参考にした書籍等はありますか

特にこれというのはないですが、関連の本や資料などを読み続けたことが総合的に効いたと感じます。その中で直接的には先に触れた通信講座、短期講座のテキストと添削、TQEの過去問だと思います。

9.翻訳者としてのこれからの計画を教えてください

翻訳実務を始めたいと思っております。TQEに合格したといっても一人前のプロというには翻訳技術も英語知識も不十分と自覚していますので、対象分野の知識の向上、アップデート含め勉強を続けます。

10.TQE合格を目指す方々にメッセージをお願いします

ありきたりですが、継続あるのみと思います。不合格となるには理由があるので、それを消していくように工夫し、勉強を続ける以外ないと思います。

「TQE」概要