セミナー
オンライン
セミナー
オンライン
2025年4月11日(金)、4月12日(土)10:00~13:00
本セミナーは2日間に分けて開催いたします。
過去のセミナーや通信教育を通じて多くの方から質問が寄せられました。質問の内容は初歩的なものから高度なものを含めて多岐にわたっています。それらの質問の中から普遍性のあるもの、実践に役立つものを抽出して次のように分類しました。
1. クレーム関連
2. 文法と品詞
3. 効果の記載
4. スタイル
5. 用語の区別
6. 個々の表現
7. 翻訳の環境
8. 都市伝説
質問に出てくる内容は、翻訳者にとって悩ましい問題ばかりです。初心者の方は、基本的な問題を短時間で理解する絶好のチャンスです。ベテランの方にとっても目から鱗の解決策が盛り込まれています。
取り扱う質問例:
❓「からなる」の訳
「~からなる」という原文を「comprise」と英訳した場合、新規事項の追加になる危険性はないでしょうか?
❓クレーム中の分詞構文
クレームで分子構文をいくつも続けて書いた場合、最後の分子構文(たとえば、X being ..)の前に andはあった方がよいのでしょうか?
❓方法クレームにおけるdoingと明細書中の整合性
方法クレームについて、step を使わずに doing でというのがありますが、クレームに「~する工程」という言葉が使われる場合、明細書中も同様に「~する工程」という言葉が使われることが多いと思います。この場合、明細書中の「~する工程」もすべて doing に置き換えるべきでしょうか。それともクレーム中だけ doing にするべきでしょうか。
❓冠詞
「最短距離」の訳が”a shortest path”と冠詞に”a”を用いていますが、本来なら”shortest”は最上級のため冠詞は”the”を用いるものと思います。特許翻訳ではこのような場合、初出のため”a”としてもよいことになっているのでしょうか?
❓明細書における冠詞のリセット
実施形態ごとにリセットしていますが、実施形態2に、「実施形態1と同様の部材には同じ部材番号を付してその説明を省略する」のような文がある場合は同様の部材は定冠詞にしたほうがよいのでしょうか?
❓公報番号の表記
特許の和英翻訳における引用文献の表記について下記の疑問があります。
「特開第1234-5678号」、「特許第123456号」などの訳語としては、以下と表記されることになっています。
“Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 1234-4567”
“Japanese Patent No. 123456”
欧州特許庁においては、
“JP 1234-5678A(1,2)”
“JP 123456B”
などと表記されます。すなわち、Aは公開公報、Bは特許公報です。一般論として、これを日英翻訳に適用することは可能でしょうか?
❓ratioとrate
“ratio”か “rate”かの説明で、同じものの比較はratioで、単位がつくようなものはrateであるとのことでしたが、
「正極活物質および固体電解質の合計体積に対する正極活物質の体積の比率は、60%以上かつ90%以下である。」
というような合計に対する「比率」の場合、適切な訳語は何になりますか?
など多数!このチャンスを逃す手はありません。是非とも受講ください。