セミナー
オンライン
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2025年3月22日(土)13:00~15:00
本シリーズでは新薬開発が盛んな疾患領域として,肝細胞癌,急性骨髄性白血病,および前立腺癌を解説してきました。
今回はIgA腎症についてです。IgA腎症は,免疫グロブリンA(IgA)の異常沈着によって起こる慢性腎疾患で,進行性腎不全に至る可能性があります。しかし,進行が遅く,軽度な症例も多いため,発見が遅れる傾向にあり,早期発見と適切な早期治療が望まれています。IgA腎症は日本において比較的多い慢性腎疾患で,患者数はおよそ10万人前後と推定されています。特に20代から30代の男性に多く見られる疾患です。その患者数も年々増加しています。日本人を含むアジア人において,IgA腎症の発症リスクは欧米人より高く,これは遺伝的背景に関連しており,特に免疫系に関する遺伝的要因が影響している可能性があると考えられています。
本セミナーでは,IgA腎症の特徴,原因や発症メカニズム,診断法などの基礎知識から最新の治療法,さらに日本国内における治療薬開発の現状など新たな治療法の展望について解説します。
また,1か月後(4月26日)にはIgA腎症とその治療薬に関するドキュメントの英日翻訳セミナーを予定していますので,興味のある方は併せて受講されることをお勧めします。
※ 本セミナーの録画配信期間は動画公開日から2週間です。