セミナー
オンライン
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2024年11月30日(土)13:00~16:00
臨床研究のレポートを英文で作成するために理解しておくべきは,試験デザインを含めた計画部分の内容です。結果の部分は,その事実を述べるだけですから英文にするのは単純な作業になると思います。しかし,その研究計画の部分は,得られる結果の信頼性を限りなく高めるために,統計解析の力も借りて仕上がっています。その内容を知ることは,研究全体を理解することにつながり,臨床研究のプロトコールやレポートをスムーズに作成する際の助けになるでしょう。
そこで今回は,さらに具体的で実際的な試験デザインである並行群間比較およびクロスオーバーについて,統計手法の説明も盛り込みながら解説します。さらには,前回紹介するに留まったメタアナリシスについて,その統計手法の要点を解説します。
今回の事前課題はクロスオーバーデザインおよびメタアナリシス(システマティックレビュー)に関する文章の英訳です。その課題の解答はセミナーで解説します。なお,期日までに事前課題の英訳文を提出していただければ,皆さんの解答を拝見して,こちらで気付いた留意点などを当日の解説に盛り込みます。さらに,事前課題に関連した疑問・質問があれば,解答の空白部に書き添えてご提出ください。それらに対しても,当日の解説の中で,できる限りお応えします。
事前課題の一部を紹介:
■ 課題1
クロスオーバー試験とは,群内比較デザインと群間比較デザインをミックスした研究デザインである。このデザインでは,対象者を2群に均等かつランダムに割り付け,1つの群には第1期にプラセボ,第2期に実薬を投与し,・・・
■ 課題2
システマティックレビューでは,まず,ある研究テーマに関する既存の研究を探し,次いでそれらの結果を評価して,総合的に1つの結論が導けるか否かを検討する。・・・
■ 課題3
システマティックレビューに用いる研究の選択基準と除外基準は合理的であるべきで,かつ研究を始める前にプロトコールに明記しておく必要がある。・・・
※ 本セミナーの録画配信期間は動画公開日から2週間です。