セミナー
オンライン
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2024年10月26日(土)13:00~15:00
医薬情報を正確にわかりやすく翻訳するためには,その領域で用いる言葉の意味を正確に理解しておくことが必須です。たとえば,がん領域で治療の効果があったことを意味する言葉として,白血病の領域では「remission」という単語を使いますが,固形がんの領域では「response」を用いるのが一般的です。この違いは治療効果の評価基準に依存しています。白血病に対する治療効果は症状の改善や検査値の正常化などを基準にしますが,固形がんでは,固形腫瘍のサイズが小さくなるといった,がん細胞の治療に対する反応を基準にしているからです。日本語でも「寛解」と「奏効」という言葉で区別していますから,正確に使い分ける必要があります。
今回は,急性骨髄性白血病とその治療薬について,その領域で用いる専門用語の意味や適切な用語の使い方,および翻訳やライティングのコツなどを解説します。また,事前課題も用意しましたので,期日までに提出していただければ,皆さんが作成された文章をこちらで拝見し,皆さんにとって必要な注意点などが見つかれば解説に加えます。
急性骨髄性白血病やその治療薬に関する文書をわかりやすい日本語の文章に翻訳するための参考になる内容です。
また,1か月前(9月28日(土))には,急性骨髄性白血病に関するドキュメントを翻訳する際に役立つ基礎知識解説セミナーも予定していますので,併せて受講されることをお勧めします。
※ 本セミナーの録画配信期間は動画公開日から2週間です。