セミナー
オンライン
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2024年8月31日(土)14:00~17:00
原子力の利用は大きく分けて、エネルギー源としての利用と放射線の利用の2大分野があります。エネルギー利用では、原子力発電とその安全性などがあります。原子力発電は二酸化炭素を放出しないため、2023年12月のCOP28(ドバイ)ではCOP史上初めて公式に原子力が積極評価されるとともに、25ヶ国により『原子力3倍宣言』が出されました。また、本年3月には、ベルギー・ブリュッセルで、IAEA(国際原子力機関)とベルギー政府の主催による史上初の原子力に特化した首脳会議「原子力サミット」が37ヶ国参加のもとで開催されました。また、安全性の高い中小型原子炉の開発が欧米で精力的に進められるなど、原子力発電の拡大を目指す国際的な動きが加速しています。我が国でも、2023年2月に閣議決定した「GX(「グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」において、安全性を優先して原子炉の再稼働を進めるとともに、新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発・建設に取り組むとしており、今後の発展が期待されています。放射線の利用では、X線やガンマ線、粒子線などの医学、工業、農業、学術などへの多彩な応用が進められています。特に、我が国では、癌の診断や治療への放射線利用は世界最先端の技術や利用の実績があり、今後も拡大して行くことが期待されています。
なお、原子力に関する基礎事項と内外における原子力の利用については、有料の動画講座「翻訳者のための原子力知識」(約1時間)でも解説しています。必要に応じてご視聴ください。
当日のセミナーでは、上記動画講座以降の原子力に関する最新の状況、および原子力関連の翻訳環境の現状と今後について概括するとともに、TQE合格のための基本的なルール、および生成AIの一つであるChatGPTの活用法について解説します。原子力分野の最新回である第102回TQEで使用した試験問題を対象として、英文一つひとつを丁寧に構文解釈しながら、技術的な背景も説明することにより、原子力分野のTQE合格の秘訣を伝授します。
本セミナーでは、事前課題提出締切後に上記試験問題の対訳資料を解説付きでお送りしますので、講義前にポイントを確認して臨むこともできます。提出用の課題は上記試験問題からですが、提出は必須ではありませんので、講義だけを受講したい方でもストレスなく受講できます。また講義内容は1ヶ月間ウェブ上で限定配信いたしますので、後日ゆっくりと内容確認することもできます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。