石塚 朋子先生
■担当講座
- 上級講座「特許明細書A(IT・電気・機械)」
先生への一問一答
―― 翻訳者になろうと思ったきっかけは?
「中学生の頃から翻訳という作業が好きで、英語の試験でも英訳・和訳問題には燃えるほうでした。英語を専門的に勉強したことはありませんが、現在翻訳の仕事をしているのは翻訳が好きだったからという面が大きいように思います」
翻訳者を目指す方へのメッセージ
「どのような仕事でもそうかもしれませんが、翻訳はどこまで行ってもゴールに到達することはないことを実感しています。翻訳で報酬を得ているという意味ではすでに「翻訳者」になっているのかもしれませんが、日々の仕事では内容解釈につまづいたり、うまい訳が浮かばずに苦しむことの連続です。その点では、学習段階にある方との間には段差があるのではなく、ごくゆるやかな坂道でつながっているような感じがしています。翻訳の上達にはなかなか近道はありません。日々多くの文章に触れて表現をこつこつと貯金していくことが、10年後、20年後につながって行くはずです」
■プロフィール
明治学院大学文学部卒業後、サン・フレアのトライアルに合格。オンサイト翻訳者として特許翻訳のトレーニングを受ける。主な分野はIT、通信。翻訳歴15年。