渡辺 理恵子先生
■担当講座
- 中級講座「医学・薬学」
- 上級講座「医学・薬学」
- 短期講座「医学・薬学プレ上級」
先生への一問一答
―― 翻訳者になろうと思ったきっかけは?
「英語が好きだったので趣味として英語を勉強していました。英語が上達するにつれ、(40歳を過ぎていましたが、)英語を使って仕事をしたいと本気で考えるようになりました。そこで恩師に相談したところ「あなたは翻訳者に向いている。これからは専門性の高い翻訳の需要が高まるので分野を絞って勉強すると良いですよ」という助言をいただきました。翻訳なら会社勤めをしなくなっても在宅で仕事ができることが魅力でしたし、何より大好きな英語を使って仕事ができます。私は翻訳者になろうと強く決心しました」
翻訳者を目指す方へのメッセージ
「1. テキストの復習を3回し、「翻訳の泉」を熟読してください。
2. Practice makes perfect. 1文でも多く翻訳をすること。別訳を考える練習も効果的です。
3. 読み手の目をもって短時間で訳文を見直すスキルを身に付けましょう。頭を柔軟にして、自分の訳を客観的に読み、厳しくチェックする練習をしてください。
4. 辞書に載っていない訳し方や注意事項、たとえば訳し方のコツ、用語の使い分け、専門的表現、定着表現などの貴重な情報はExcelを利用するなどしてシステマテチックにまとめておきましょう。すべて自分の頭で記憶することは不可能ですので容易に検索できるファイルにしておくことが重要です」
■プロフィール
早稲田大学卒業。
某大手企業勤務後、当アカデミーの通学科「医学・薬学英語科」を受講。現在は、フリーの翻訳者として活躍中。「非侵襲的人工呼吸法ケアマニュアル」他、訳書多数。