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サン・フレアアカデミー

講師紹介

佐藤 史人先生

■担当講座

  • 上級講座「化学」
  • 短期講座「広報・マーケティング和訳演習 Ⅰ」
  • 短期講座「広報・マーケティング和訳演習 Ⅱ」

先生への一問一答

―― 翻訳者、翻訳学習に必要なものは何だと思いますか?

「翻訳は、原文(context)を正確に読み取り、その内容(nuance)を忠実かつ読みやすく別の言語に起こしていくcommunication作業」という視点を大切にしています。言い換えれば、英文和訳では、英語を日本語に置き換えるだけでなく、書き手のlogicが読み手に誤りなくかつ効果的に伝わる訳文になっているかということを常に意識して頂きたいと思います。」

翻訳者を目指す方へのメッセージ

産業翻訳はその対象が専門技術であるため、バックグラウンドがないと翻訳者になるのは難しいのではないか?と思われている方も多いでしょう。しかし、仮にバックグラウンドがあったとしても、原文の内容を一読で理解できることはありません。「訳文をゼロからすべて自分で作らなければ」と考えると敷居が高くなります。特に、翻訳の学習を始めようとされている方や伸び悩んでいる方は「当該分野の技術者が書いた文献の中から原文に対応する表現を探し出し、紡ぎ合わせて訳文に整えていく(=商品に寄せていく)というスタンス」で取り組んでみると良いでしょう。翻訳の実務で大切なのは知識のある人が書いた文章のように仕上げることです。
なお、私見ですが、地道にコツコツと調べ、新しい知識を得ることに喜びを感じる方は翻訳者向きであると思いますので、ぜひ、アカデミーで『翻訳』の扉を開いてみて下さい。

■プロフィール

慶應義塾大学理工学部化学科卒業。専門は有機合成化学・生物有機化学。
翻訳実務検定TQE合格後、サン・フレアで化学・生化学分野の多様なドキュメントの翻訳に携わる。並行して、大学受験向け予備校で高校生に「化学」と「科学英語」を25年にわたって指導。その経験から「Scienceを身近なものに!」がモットー。
日本翻訳連盟(JTF)会員、ほんやく検定1級取得。日本化学会(CSJ)教育会員。

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